店舗経営を考える上で、検討するべきことはたくさんあります。
経営というとよく出てくる話が、値段やメニューの在り方・綺麗な外観・お洒落な内装・立地などです。
しかし、よく考えてみてください!本当に、重要なのはそこなのでしょうか?
一番重要なことは「お客様」です。
「お客様」がいないとお店はつぶれてしまいます。経営は「お客様」から考えていかないといけないのです。
そのために必要なことは何か?を逆算して考えることが大切です。
経営を継続的な成長に導くうえで重要なことは、大きく「集客・接客・教育・管理」の4つのキーワードに集約されます。
この4つをしっかりと体系化し、オーナー様がいなくても大丈夫なような運営システムを構築し、PDCAサイクルを回すことが出来れば、業績はおのずと伸びていくと断言できます。
さまざまなサポートから経営上の問題点を解決し、地域一番の繁盛店づくりを目指します!
店舗を出店する場所の立地や利便性、近隣の人口調査などから店舗のコンセプトを決め、そのコンセプトを基に先を見越した店舗経営方針、店舗デザイン、DM・チラシなどの販促物まで出店計画を練り、売上に繋がる戦略を立てていきます。
業績に悩んでおられるオーナー様ほど、店舗管理がしっかりと機能していません。
セミナーや勉強会に参加することで、自社の運営を科学的に分析し、経営者側の目線に立つことを学んでいきます。また会議では、他のオーナー様との交流を通じてノウハウを学び、繁盛店を構築するステップアップができます。
スタッフが育つことは売上UPに確実に繋がりますが、日々の業務で精一杯でスタッフ教育に手が回らないオーナー様が多いのではないでしょうか?
弊社では、スタッフ教育及びさらなる技術力向上のための教育をご用意しています。教育を一から見直すことで、店舗は生まれ変わります。
理美容室に関しては下記のサポートも行っております。
売上UP、顧客定着率UP、顧客満足度UP!と実現する店舗管理システム「VERSE」が導入できます。サロン運営に必要な予約管理、カルテ管理、POSレジ、売り上げ分析、web予約などあらゆる機能を網羅したシステムです。
スタッフが育つことは売上UPに確実に繋がりますが、日々の業務で精一杯でスタッフ教育に手が回らないオーナー様が多いのではないでしょうか?
弊社では、スタッフ教育及びさらなる技術力向上のための教育をご用意しています。教育を一から見直すことで、店舗は生まれ変わります。
お金をかければ良い立地条件の物件を探す事ができます。立地の良い物件は、その場所に建っているだけで集客する力を持っています。宣伝・広告のコストも安く済みます。
しかし、家賃の負担は経営状況に関係なく、一定金額を払い続けなければなりません。
500万円の売上でも、200万円の売上げでも家賃50万円は変わらないのです。
一方、市内から少し離れた手頃な立地は、宣伝・広告に力を入れなければ導引できないというリスクを抱えています。しかし、店側にリピーターを呼ぶ力があれば、軌道に乗れば固定客のみで運営する事が可能になります。月によってバラつきのある業種なら、導引の少ない月のみ宣伝・広告費を掛けて調整できるため、無駄な経費をカットする事が可能です。
立地条件の良し悪しは、その場所ならではの土地柄・地域柄を活かせるか、その場所に合った(コンセプトに沿った)経営を行えるか等によって決まります。
業種やタイプ、その事業の長所(伸びしろ)等を熟慮し、コンセプトや販売戦略等、総合的に判断して適正条件で適正価格の立地なのかを見極める必要があります。
店舗の場合、物件には大きく分けて3つあります。
どれほど立地が良く綺麗な物件を安く契約できても、予想外の工事代金が掛かってしまっては元も子もありません。初めての出店なら尚更のこと、慎重に物件を選ぶ必要があります。目で見える範囲だけでなく、壁の中に隠れた配管や電気配線、設備機器の動作確認はやはりプロでなければ分らない事が多々あります。特に店舗となると、飲食店のように火力(電気・ガス)が必要であったり、美容室のように湯水を沢山使うなど、住宅向けの仕様では容量が足らずに工事を必要とする場合がほとんどです。躯体の劣化による補修や修繕等、物件自体に瑕疵(傷や欠陥)がある場合は、費用の負担割合等を見極めて大家様にお話する事で、費用をご負担いただける場合があるので、専門家による現場調査(物件確認)がお勧めです。
相場から単に商品に値段をつけるのではなく、売上目標から客単価を算出し、目標の客単価を満たすための戦略を考えた上で価格設定しておかなければなりません。単体で高単価なものは、安価なオプション(6000円に対して200円くらいの追加なら良いかという心理)をお勧めして更に単価を上げられるようにしたり、単体では安価で到底目標の客単価に届かないものは、他のものとセットにして目標の客単価を満たして売り出す事を考えなければなりません。客単価の目標が5000円だからといって、5000円の駒1つで勝負するのではなく、200円、1000円、10000円とお客様に選択肢を出しながらも、いくつもの駒を使って5000円以上になるよう誘導するのです。5,000円の駒だけでは、5,000円の駒しか持っていないお客様しかターゲットにできませんが、200円、1,000円、10,000円と手駒が増えると集客にも差が出ます。
例えば「カレーライス」をメニューにする際に、自店と似た雰囲気の近くの店が800円だからと、対抗して800円またはそれ以下に設定する必要はありません。
まず、メニューを作るときの順序を考えて下さい。自分が提供できるもの(サービス)を考えてから、それに値段(価値)を付けていませんか?
それでは、価値観の違うお客様を呼び込む事はできません。カレー800円を高いと思われたら注文してはくれないのです。自分が提供できるもの(サービス)を決めて(限定して)しまってはいけないのです。
サービスは無限大です。まずは金額を決めて、それに対してサービス(メニュー内容)を考えれば良いのです。
具体的には、「1,000円でカレーライスを注文してもらうにはどうすれば良いか」という発想で考えます。
「一皿でライスにかけていたルーを別々の皿で出してみよう」「ライスの皿の余白部分にフライドオニオンや味変用のスパイスを何種類も飾ってみよう」「女性向けにサラダをトッピングしよう」など、自分だけのサービスを無限大に作る事ができます。そして、その価値がお客様に評価された時にリピーターとなり何度も足を運んでくれるのです。
他店と比べてはいけません。十人十色、オーナー様の持ち味・創意工夫・サービス全てが一つとなり、始めてその店のメニューを生み出す事ができるのです。それはコンセプトにも通じます。メニューをお一人で考えておられるオーナー様に多いのが、お客様目線での物の見方ができないため、オーナー様と価値観の合うお客様しかターゲットにならず、新規獲得できないというお悩みです。「自分の店」の意味を取り違え、自分の好きなものを好きな値段で好きなように売ってしまっては、起業・経営という意味を見失い、お客様も失ってしまいます。メニュー作りや価格設定を誤らないためにも、コンセプト、サービス、メニュー、価格のすべてが合致した店づくりが必要です。
SNSやレビューなど情報提供サービスによって、お店の評価・評判はあっという間に広まります。良い事もそうでない事もお客様のファーストインプレッションでお店を訪れたことの無い方にまで情報共有されてしまうので、とても慎重に一歩を踏み出さなければなりません。お店に来てお客様がどう感じられたのか、初めて出店されるオーナー様にとってはとても緊張される瞬間だと思います。
同じサービスでも、見せ方や提供の仕方、工夫によってお客様の満足度や評価を最大限に引き出す事ができます。ちょっとした手間や心がけ、気遣いだけで大きく差が出ます。しかし、そのアイデアは簡単に思いつくものではありません。知識、経験、スキルが必要です。
何事にも最初が肝心で、開店後の初来店で良い印象を与えなければ、再来してもらえません。後にどれほど改善・改良しても、第一印象を消し去って再び足を運んでもらう(信用を取り戻す)のは非常に難しい事です。
開業後、お店の経営が軌道に乗らず、多くのオーナー様からご相談をいただきますが、その時点ではすでにできてしまった目の前にそびえ立つこの「認知」の壁により、今までのイメージを払拭してお店の経営を立て直すには限界があります。開業後のこの一歩を踏み外さないためにも、第三者の目を持って、自身の店を見る力が試されます。
新規で訪れる方は、大半の方がお店を出るまでに次に再来するか否かを判断します。
また来たい、または、また来てもよい店か、もう来たくない店か、それだけは判断して帰られます。
初めてお店に足を踏み入れるお客様は、初めてクラスの中に入った不安いっぱいの転校生のような状況です。手取り足取り教えてあげれば、親切にしてくれたことに感謝し、お友達ができたと、次の日も学校に来るのが楽しくなるはずです。しかし、クラスに馴染めずに孤立してしまう子がいるのは、転校生を受け入る体制がクラスに出来ていないからです。お客様に寄り添い、目線を合わせて丁寧に対応することで、お客様もまた、お店との距離を縮めようと働きかけてくれます。それが信用となり、また再来して下さるのです。
腕に自信があっても、お金をかけて良いお店を作っても、大切なのは受け入れるための器(お店)です。アメニティーの充実、ドリンクサービスなどのお金にならないサービスも、お客様への心遣い・気遣い・労りへ繋がります。
売上より大切な事は、再来です。10,000円の商品を1度買ってくれるよりも、毎月1,000円の商品を買って下さる方がお店にとっては有難いのです。お店の存続はお客様との歩みでもあります。土地柄や地域性もしっかりと考慮し、そこにあって喜ばれるお店作りを心掛けなければなりません。